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【体圧分散】マットレスで謳われている「体圧分散」が必要な理由と効果と注意点のまとめ

体圧分散_body pressure balancing function

マットレスを探すと、必ずと言っていいほど出てくるのが「体圧分散」というワードです。

ベッド

素敵な睡眠を得るための、権威がある賢そうなスペックに聞こえますよね(*’ω’*)。

 

大層なスペックに聞こえる「体圧分散」ですが、ざっくり言ってしまうと、「身体と接地する面が柔らかい」マットレスということです。

 

寝た時に、包み込むような柔らかさがあるマットレスは、大抵が体圧分散を謳っています。

 

そんなありがたい=柔らかい、「体圧分散」という性能がちやほやされる理由必要性、気を付けたいデメリットについて説明していきます。

顔出し
よめ
よめ
「体圧分散」はマットレスには外せない大事な性質のひとつです。そして、大事なのは「体圧分散」だけではない点も注意しておきましょう(*’ω’*)

 

体圧分散とは

体圧分散とは、身体に掛かる圧力を分散する性質」のことを言います。

拡大

圧力というのは、中学生の理科で習ったあの「圧力」と同じものです。

公式にするとこうなります。

 

圧力(Pa)=力(N)÷面積(㎡)

 

公式みただけで脳死になるひともいるかもしれませんが、押さえておきたいのは次の点です。

 

  • 力が同じなら、(設置)面積が小さい方が圧力は大きい
  • 力が同じなら、(設置)面積が大きい方が圧力は小さい

 

体圧を分散するということは、広い面積で身体を支えることで、身体に掛かる圧力を減らすことを言います。

 

もう少し分かりやすい例で図解してみます(*’ω’*)。

 

 

▼「足つぼマット」の上に足を置くと・・・?

足つぼ足つぼマットのように、接地面積が狭い突起に足を乗せると、とても痛いですね。

あれは、狭い面積に圧力が集中するからです。

ぼくだったら悲鳴ものです(*’ω’*)!

 

 

 

 

▼接地面の広い「足裏の型どりをした石膏」の上だったら・・・?

体圧分散_足今度は、足裏ピッタリに沿った設置面を準備してみました。

こんなにピッタリと寄り添われると、足の下の素材が何であれ、全く痛みを感じませんよね。

これは、広い面積で力を分散するため、圧力が小さくなるからです。

 

もうわかりました?

 

よめ
よめ
体圧分散とは、「可能な限り広い面積で身体を支えること」でもあります

 

 

続いて、人間の寝る時の姿勢もリアルにチェックしてみましょう。

 

▼仰向けのときの身体イメージ

体圧分散1

先ほどの足とは異なり、人間の寝姿勢は、パーツ単位で突起化しています。

具体的には、後頭部・背中・お尻・ふくらはぎ・かかとは、設置面積が狭く、圧力が高くなりそうです。

 

実際、人間が寝るときには、決まったポイントに高い圧力がかかります。

 

▼人間が横になった時に、体重を支える部分と比率

体圧分散3こちらは、各部位で人間の身体に掛かる体重の比率を表した図です。

 

こうやって見ると、人間の身体はお尻と肩甲骨周辺だけで、体重の約80%を支えていることがわかります。

筋肉量がしっかりしているひとだと、筋肉が骨格を支えられるので自覚すらならないかもしれませんが、筋肉量が少ないひとや女性や高齢の方などは、一点に高い圧力が身体にかかると負担に感じるでしょう。

元気がない

 

解決策は、先ほどの圧力の公式でも導き出せます。

 

つまり、身体の部分にかかる圧力を弱くしたいときには、身体を支える設置面積を増やせばよいということです(*’ω’*)!

圧力(Pa)=力(N)÷面積(㎡)

 

よめ
よめ
身体の自重が変わらないのであれば、接地面積が大きくなれば圧力は小さくなるということですね

 

 

▼体圧分散するための理想的なマットレスの形

体圧分散

参考:日本人好み・日本人の体型に合った、やや硬めの高反発マットレス【ビブラート1】

 

 

ちなみに、人間の寝姿勢は、何も仰向けだけではありません。

寝相悪い1

横寝の場合もありますよね(*’ω’*)。

しかも、横寝のほうが、身体の凹凸は大きくなりますから体圧分散の難易度は上がります。

 

▼難易度の高い横寝の、理想的な体圧分散のイメージ

体圧分散説明gif

画像引用:体圧分散性能に優れた高反発マットレス【ビブラート1】

 

このように、うつ伏せでも仰向けでも横向きでも適度に体を沈み込ませることができる性質が、体圧分散と言われています(*’ω’*)!

 

  • 体圧分散とは、適度に体を沈み込ませることができる性質のこと

 

体圧分散性に優れたマットレスの素材

綺麗に体圧分散ができる製品は、作るのが難しそうですが、実はけっこう存在します。

また、体圧分散性能を求めるだけなら、柔らかい素材さえあれば、比較的簡単に満たすことができます。

ふわふわ羊

▼低反発ウレタン

低反発ウレタン体圧分散性能に優れた素材として代表的なものが、低反発ウレタンです。

形状記憶ウレタンとも呼ばれ、ゆっくりと沈みこんで包み込むように身体を支える気持ちのよい素材です。

 

 

▼高反発ウレタン

ビブラート1の体圧分散

高反発ウレタンでも、表面の形状を工夫することで、優れた体圧分散性能を発揮します。

寝返りにも有効な反発力を兼ね備えた性質を持ち、マットレス素材としても一番おすすめしています(*’ω’*)。

画像引用:高反発なのにしっかり沈み込む不思議なマットレス【ビブラート1】

 

▼ポケットコイルスプリング

シモンズボーリング実験

スプリングを細かく配置することで、独立した点(スプリング)が沈み込み、優れた体圧分散性能を発揮します。

 

こちらはシモンズの実験画像ですが、ピンのすぐ横にボーリングの玉を落としても、ピンは倒れないというアピール画像です。

ポケットコイルスプリングマットは、衝撃吸収性能も高く、一緒に寝ているひとの動きをパートナーにつたえることもありません。

高価ですが、性能のよいマットレスです。

 

 

画像引用:https://www.simmons.co.jp/philosophy/quality

 

上記以外のスプリングマットレスやノンスプリングのファイバー素材などでも、独自製法によって体圧分散を実現している製品はいくつかあります。

 

  • 体圧分散性能に優れた素材の共通した特徴は、身体を包み込むように沈み込ませ、身体の設置面積を増やせる素材というところです。

 

よめ
よめ
この、隙間なくしっとりと包み込む柔らかさが、メリットにもデメリットにもなるんです(*’ω’*)。

 

体圧分散性能に優れたマットレスのメリット

柔らか素材のマットレスに、包まれるように寝れるのは魅力的ですが、体圧分散のメリットはむしろ寝心地だけではありません。

 

【体圧分散による3つのメリット】

  • 身体の凹凸に合わせて沈み込むことで、正しい姿勢を保つ
  • 局所的な負荷を減らして、うっ血や緊張を防ぐ
  • 筋力がないひとの身体を支える力をサポートする
よめ
よめ
むしろ注目すべきは、寝心地よりもこの3点ですね(*’ω’*)!

 

身体の凹凸に合わせて沈み込むことで、正しい姿勢を保つ

体圧分散2負担の少ない人間の寝姿勢は、立った時と同じかたちだといわれています。

 

それは、こちらのイラストのように、ゆるやかなS字に湾曲した背骨の形が理想ということです。

 

 

▼単純にイラストを横にしてみるとこうなります。

体圧分散1

硬いマットレスに寝た時はこのような状態ですね。

このままでは、肩やお尻など、出っ張っている部分に圧力が集中するので、寝ているうちに姿勢が崩れてきたり、頻繁な寝返りを繰り返すことになります。

結果、同じ姿勢で長時間寝るのはきつくなります。

 

▼ところが、体圧分散性に優れたマットレスは、腰や首、太ももの隙間をじんわりと埋めて、圧力を均一に分散します。

体圧分散

引用:日本人好み・日本人の体型に合った、やや硬めの高反発マットレス【ビブラート1】

 

▼また、体圧分散性能が高いと、凹凸の激しい横向き寝でも、立った時と同じように背骨をまっすぐにします。

引用:横向き寝でもしっかりと経ち姿勢を維持する【ビブラート1】

 

体圧分散性のよいマットレスは、無理な圧力を身体にかける事なく、良好な姿勢を保持してくれるので、長い時間同じ姿勢で寝ることができます。

 

よめ
よめ
体圧分散は、安眠環境を作ってくれる優しい性質なんです(*’ω’*)

 

局所的な負荷を減らして、うっ血や緊張を防ぐ

体圧分散は、頻繁に身体を動かせないひとにも大変有益です。

例えば、介護を必要としているひとや、筋肉が落ちてきたひとたちです。

老人

一般的に、人間が身体を寝せると、背中やお尻などへ、ピンポイントで圧力がかかります。

健康なひとは、ある程度の圧力が掛かると、寝返りをうったり姿勢を変えることができます。

寝相悪い1

ですが、頻繁に身体を動かせないひとは、自分で体位変換ができませんから、同じ部位で圧力を受け続ける状態になります。

その結果、圧力を受け続けた部位は、うっ血したり痣になったりします。

症状が酷く進むと、あっという間に褥瘡という、皮膚の壊死が起こります。

 

体圧分散があると、圧力を点ではなく面で分散するので、局所的なダメージを軽減することができます(*’ω’*)。

体圧分散説明gif

事実、介護の現場では、体圧分散性能に優れた低反発ウレタンマットレスが採用されてるケースも多いです。

 

よめ
よめ
身体を頻繁に動かせないひとは、身体を小まめに動かす体位変換が必須ですが、体圧分散性能が高いマットレスを使うと、体位変換の頻度を下げることができますね(*’ω’*)

 

筋力がないひとの身体を支える力をサポートする

背中の筋肉

ちなみに、姿勢の核となる背骨を保持しているのは筋肉です。

筋肉量が十分なひとは、自前の筋肉が、ある程度身体を支えてくれます。

逆に、筋肉量が少ないひとは、寝姿勢を維持することすら難しいものです。

 

体圧分散は、こういった筋肉量少な目のひとの、寝姿勢保持にも非常に役に立ちます。

寝姿勢時の背骨のゆがみ

 

よめ
よめ
当然、筋肉量がしっかりある方が使うと、睡眠環境がより改善されます。

 

体圧分散性能に優れたマットレスのデメリット

体圧分散性能に優れたマットレスの特徴は、柔らかく身体に密着することです。

そのため、デメリットともいえる弊害があります。

【体圧分散マットレスの3つのデメリット】

  • 通気性が悪い
  • 寝返りが打ちづらい
  • 柔らか過ぎると寝姿勢が悪化する

 

通気性が悪い

体圧性能が高いマットレスをイメージしやすいのは、低反発ウレタンです。

低反発ウレタン

低反発ウレタンのように、隙間なく身体を包み込んでしまうと、通気性が極端に悪くなりますので、接地面が蒸れます。

結果として寝苦しくなります。

 

なお、人間は寝てる間(一晩)に、約コップ1杯の汗をかきます。

はっきり言って必ず蒸れます(*’ω’*)!

波

通気性の悪い低反発系のマットレスを使う場合には、吸湿&速乾性の高いベッドパッドを併用したいです。

  • 柔らかいだけのマットレスは、通気性がよくない

 

▼通気性はマットレスに欲しい性能です(*’ω’*)!

通気性_Breathable
通気性のよいマットレスのメリットとは!?通気性のよいマットレスの特徴&見分け方と通気性能順ランキングマットレスは、いつだってさらふわしているほうが気持ちいいに決まってます。それを実現するために、マットレスには通気性が必要だろうこともなんとなくわかってます(*'ω'*)!でも、どこをみれば通気性がいいマットレスかわかりますか?通気性の良さはここ見よう!をまとめてみましたので、興味ある方はぜひお立ち寄りくださいませ。...

 

寝返りが打ちづらい

柔らかい素材は体圧を分散しますが、体圧以外の力も分散・吸収します。

それは、寝返りを打つ力も同様に影響を受けます。

寝相悪い2

寝返りは、睡眠にとってはとても重要な身体のメカニズムですが、睡眠中の無意識化で行われている行動です。

 

寝返りがスムーズに行われず、余計な力が必要な状態になると、折角休んでいた身体も覚醒してしまいます。

完全に覚醒しないまでも、充分な休養がとれなくなります。

 

ただ柔らかいだけのマットレスを使っていると、寝返りがしづらくなり、充分な睡眠を阻害する可能性が高まります。

  • 柔らかいだけのマットレスは、寝返りし辛く睡眠の質を落とす可能性がある

 

▼寝返りって超大事です(*’ω’*)!

寝返りを促進する睡眠環境_Beginner's Guide Series
良質×睡眠に必須な【寝返り】をコントロールして睡眠の質を高める寝返り大事!高反発最高!そんな声は度々聞こえますが、なぜ大事なのか、寝返りって何のためにやっているのかを知っている人は結構少ないです。理由を知ればもっとやりたくなるのが寝返りです!そんな有益な寝返りを最適&スムーズにコントロールする方法も交えて紹介していきます(*'ω'*)!ぜひお立ち寄りくださいませ...

 

柔らか過ぎると寝姿勢が悪化する

柔らかすぎるマットレスは、身体が沈み込みすぎるため、余計に寝姿勢を悪化させます。

ふわふわ羊

人間の身体は、仰向けでも横向きでも、お尻や腰に掛かる負担が一番大きく、45%ほどだといわれています。

体圧分散3

▼柔らか過ぎるマットレスでは、腰の部分が沈みすぎるため、寝姿勢が猫背になったり、姿勢がゆがむ可能性があります。

 

体圧分散_沈み込み

 

長時間歪んだ姿勢でいると、肩こり・腰痛悪化・臓器機能低下・生理不順・結構不良・・・・などなど、身体へのよくない影響が出てくるのは、みなさん知っての通りです(*’ω’*)。

ハート1
  • 柔らかいだけのマットレスは、身体の一部が沈み込みすぎて、余計に姿勢を悪くする場合がある

 

体圧分散マットレスを選ぶときの注意点とおすすめ

マットレスには体圧分散性能は必要ですが、柔らかいだけのマットレスはおすすめできません。

ふわふわ羊

「体圧分散=素材がただ柔らかい・通気性が悪くて蒸れる」にもなりかねません。

 

肌ざわりや感触は抜群ですが、長時間の睡眠環境から見ると、体圧分散性能のみだと、身体に悪影響を与えることがある。ということは留意しておきましょう(*’ω’*)。

よめ
よめ
実質「体圧分散」のみの製品には気を付けたいところです

 

繰り返しますが、体圧分散は、優秀なマットレスを表す要素のひとつでしかありません。

 

マットレスを選ぶ際には、以下の性能が付加されているか、必ずチェックしてください。

 

【体圧分散以外に必要なマットレスの性能】

  • 反発性能がある
  • 通気対策がされている
  • 沈み込み過ぎないよう、重量を支える中材が入っている

 

よめ
よめ
個人的に最も重要だと思うのは、適度な反発性能です(*’ω’*)
反発する牛

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まとめ

体圧分散性能に優れた製品はとっても気持ちいいです。

ですが、最低でも6時間は続く睡眠環境の中では、体圧分散以外の要素も必要です。

 

▼マットレスに必要な4つの性能について(*’ω’*)!

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体圧分散と聞くと、なんとなく身体に良さそうだったり、ファーストタッチの感触だけで「良いもの!」と思ってしまいそうですが、表面的な肌触り敷きパッドなどでも変えられます。

体圧分散にのみこだわらず、その他の要素もきちんと考えながらマットレスは選んでいきましょう(*’ω’*)。

 

ちなみに、自分で自由に身体を動かせないひとや、高齢のひと、筋肉量が少ないひとにとっては、体圧分散性能は高めでもよいです。

普段の寝姿勢すら、維持するのには筋力が多少必要になりますので、体圧分散によって体を支えることを補助してもらうのは、睡眠時の身体的負担が減るからですね。

老人けが人
よめ
よめ
マットレスも「バランス」「相性」ですね(*’ω’*)

 

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それでは、今日はこの辺で(*’ω’*)!

 

おやすみなさい☆